2021.01.20
リリース
~第7回新型コロナウイルス感染症に関する医師調査を実施~ スタッフの疲弊は高まり、早期退職を考える医師も。 検査可能な医療機関は7割に拡大
昨年3月以来、新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査を継続的に実施して参りました。この度、7回目となる調査を実施し、その結果をまとめましたのでお知らせいたします。
新型コロナウイルス感染症は、日本でもこれまでにない規模で感染が急拡大しています。1月7日には一部地域に再び緊急事態宣言が発令され、同13日には対象地域が11都府県に拡大されました。医療崩壊の危機が迫っているとの声も聞かれるなか、実際の医療現場はどのような状況にあり、医師・医療スタッフ・医療機関は持ちこたえることができるのでしょうか。また、いま医療機関は何を必要としているのでしょうか。
感染者が急増した2020年12月下旬に、診療現場にいる医師に、医療機関・医療スタッフの実態と、医師としての考えやその変化等を尋ね、541名から回答を得ました。
■調査目的
2020年3月以降7回にわたって実施しているトラッキング調査の内、2020年12月調査を同4月、6月、8月、10月に行った調査結果と比較しながら、診療現場にいる医師の実感を掴み、医療機関の対応状況、医師の意識の変化を見る。
■調査概要
当社サービスにご協力をいただく医師とのコミュニケーションサービス”Doctors Square”登録会員医師で、2020年3月の第1回アンケートに回答のあった816名を対象に実施しました。
1. 調査対象
Doctors Square登録会員医師のうち、2020年3月の第1回アンケート調査に参加した方
2. 調査方法
インターネットアンケート
3. 調査期間
2020年12月24日 (木)~12月30日 (水)
4. 有効回答者数
541名(対配信数:66.3%)
5. 配信対象者の属性
全国の病院、診療所の勤務医及び開業医
6. 主な調査内容
● 医療スタッフの充足・疲弊状況、追加で行っている業務
● 医師としての考えや立場の変化、収入の変化
● 医療現場で困っていること
● 感染疑いのある患者の診察件数、検査状況、実施可能な検査、検査にかかる日数
● 来院患者数の変化、患者からの問い合わせ状況
● 感染対策状況、必要な備品・資材、情報の充足状況 など
■調査結果
● 検査・治療実施医療機関の過半数が人員不足を実感。疲弊の高まりは8割に迫る
● 「コロナ前と比べ収入が減った」が半数以上。解雇や早期退職を考える医師も
● 半数近くが「診療・検査医療機関」として指定され、約7割の医療機関が検査可能
詳しくは、下記及び調査結果の詳細をご覧ください。
12月実施(第7回)調査結果
■調査結果の詳細
病院なび: