2020.03.31
リリース
『医療崩壊を防ぐために、今、何が必要なのか?』 臨床医師800名に新型コロナウイルス感染症に関する 大規模調査を実施 -検査実施は増加傾向にあるものの、医療物資は未だ7割が不足-
2020年1月、中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19/新型肺炎)は、世界中で感染者数約57万人、死亡者数2万6千人を記録し(3月29日現在、WHO)、日本国内でも爆発的感染拡大の瀬戸際にあるとされています。「今、日本の医療現場では何が起きているのか?」最前線で戦う医師に緊急アンケート調査を実施し、その結果をまとめましたのでお知らせいたします。
■調査目的
新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、診療現場にいる医師の実感を掴み、医療機関の対応状況、医療資材の不足状況、患者に留意して欲しい点などを明らかにする。
■調査概要
医師に対する調査は、当社サービスにご協力をいただく医師とのコミュニケーションサービス”Doctors Square”登録会員医師(7,025名)に対して実施され、817名の有効回答を得ました。
1. 調査対象
Doctors Square登録会員医師
2. 調査方法
非公開のインターネットアンケート
3. 調査期間
2020年3月17日(火)~23日(月)
4. 有効回答者数
817名
5. 配信対象者の属性
病院勤務医及び診療所勤務医
6. 主な調査内容
● 新型コロナウイルス感染症流行中の来院患者数の変化、患者からの問い合わせ状況
● 感染の疑いのある患者の診察件数
● 新型コロナウイルス感染症の検査状況
● 医療機関にかかる際の注意点
● 院内感染防止の取組み、必要な備品・資材の不足、スタッフの充足状況
● 国の拡大防止策について など
■調査結果
● 感染疑いのある患者を診察した医師は、医療機関種別に関わらず3割弱
● 検査実施は、2月末までの26%から3月以降38%に増加
● 院内感染対策が「出来ている」診療所・小規模病院は25%、必要な資材は70%が不足
● 政府や行政に行ってほしい対策は、「医療物資の補てん」がトップ。「科学的な知見に基づく施策」も約6割、「簡単・安全に検査が出来る仕組み」を約半数が要望
詳しくは、下記をご覧ください。
※これらは調査結果の一部です。その他の結果は、以下にて公開しています。
3月実施 調査結果
■調査結果の詳細
病院なび:
第1回新型コロナウイルス感染症に関する調査 『医療崩壊を防ぐために、今、何が必要なのか?』 臨床医師800名に大規模調査を実施-検査実施は増加傾向にあるものの、医療物資は未だ7割が不足-